遅くなりましたが新年おめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。暮れから新年にかけて風邪を引き込んでしまいすっかり年始の挨拶なんて時期でもないけど一応。
ネットサーフしててふとたどりついたブログがある。「寺なし和尚 托鉢日記」。お寺を持たぬお坊さんのブログで、日々托鉢して生活されているとか。
お寺を持たぬ坊さんなどたくさんいることは、もちろん知っている。お寺の生まれじゃない人が、志を持って修行して坊さんになっても、寺社会は親から子へと住職を受け継いでいく傾向にあるから、なかなかどこかのお寺に入ることは難しい。お寺とは檀家の寄進を受けて建立されたものであり、現在の住職の私物ではなく公的なものであるという意識は割合に乏しい。そんな中で、志高く出家しても、閉鎖された社会の中で挫けていく坊さんが少なくない。
このブログのお坊さんは、「住職世襲」等の現在の日本仏教界の慣例を痛烈に批判しておられて、それがお寺に生まれて伝統的な社会の中で育った私なぞには身に染みる。伝統的なあり方と決別して、托鉢によって生きている。志の高さを感じる。
「仏教離れ」が方々で叫ばれる中、お寺で生きる多くの人が改革が必要であるとはしりながら、それを推進する人は少ない。だが、一歩ずつでも進めないと未来はない。伝統的な体系の中から変えていくか、外から変えていくか、いずれの困難も相当なものがあろう。だが、私もこのお坊さんにならって生きていきたいと思った。